Q. 野菜ジュースは野菜の代わりになりますか?

色々な飲み物

A. 完全には代わりになりません。なぜなら野菜に含まれる食物繊維がジュースにする過程で取り除かれ、とても少なくなっているからです。

野菜ジュースのメリット

野菜ジュースにはビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれています。野菜ジュースにはビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれています。特定の栄養素の不足を補いたい場合には栄養を手軽に摂れる手段として悪くありません。

また、トマトジュースなどの100%野菜ジュースにはβカロテンやビタミンCといった抗酸化作用のある成分も含まれており、免疫力のサポートや疲労回復、アンチエイジングなどに効果的と言われています。

野菜ジュースのデメリット

野菜ジュースには大きな弱点もあります。

  1. 食物繊維が少ない                                  ジュースにする過程で取り除かれることが多く、血糖値を安定させる効果のある「食物繊維」は、生野菜に比べてかなり減ってしまいます。血糖値管理において、食物繊維不足は圧倒的不利なのです。
  2. 糖質が多く吸収が早い                                特に野菜と果物をブレンドしたジュースでは、果糖やブドウ糖が多く含まれています。液体であるため吸収が速く、血糖値を急激に上げやすい点も注意が必要です。実際に「野菜の代わりに」と思って食事の度に毎回飲んでいたら、血糖値が上がってしまったという方は多くいらっしゃいます。
  3. 噛む刺激がない                                   野菜をそのまま食べるとよく噛むことで満腹感が得られ、食べ過ぎを防げます。しかしジュースは噛む必要がなく、あっという間に摂れてしまいます。そのため、早食いになったり満腹感が乏しいので食事量が多くなってしまうのです。

血糖値が気になる方のおすすめの取り入れ方

もし野菜ジュースを飲む場合には、次の点を意識するのがポイントです(^^)/

  • 100%野菜ジュースを選ぶ(果汁入りは血糖値を上げやすい)
  • 飲む量は1日コップ1杯程度まで
  • 食事と一緒に摂る(空腹時に飲むと血糖値が上がりやすい)
  • できるだけ生野菜や温野菜を優先する

野菜ジュースは嗜好飲料として楽しむ

野菜ジュースはビタミンやミネラルを手軽に摂れる便利な食品ですが、食物繊維はほとんどなく、糖質が吸収されやすいため血糖値に影響しやすいのが現実です。1日に必要な野菜の栄養素すべてをジュースでまかなうことはできないので、基本は生野菜や加熱した野菜から摂りましょう。野菜ジュースは「自分が飲みたいから飲む!」といった、嗜好飲料としての感覚で楽しむことがおすすめです(^^)

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