A. 嫌いなものは食べなくて大丈夫。その他の食品で食物繊維を補う工夫をしましょう!
野菜を食べる必要性って何?
食事バランスをよくするために野菜をたくさん食べましょう!とよく言われますが、なんで野菜を食べないといけないのでしょうか?
それは紛れもなく、「食物繊維やビタミン、ミネラルを摂るため」なのです。
だから野菜じゃなくてもそれらの栄養素が摂れるなら何でもいいのです。
特に糖尿病の方にとって重要なのは水溶性の食物繊維。これは腸の中で水分を含んでゲル状になり、糖質の吸収をゆるやかにしてくれる働きがあります。血糖値の急な上昇を抑え、食後の血糖値を安定させます。
野菜以外で食物繊維を補える食品
野菜が嫌いだとどうしてもこの食物繊維が不足しがちです。そんなときは、野菜以外の食品で補う工夫が必要です。
例えば、
- きのこや海藻類:食物繊維が豊富で低カロリー
- 大豆製品(豆腐・おからなど):たんぱく質もとれて血糖値も安定
- こんにゃくやオートミール:腹持ちもよく、食物繊維を効率的に補える
- 玄米やもち麦、雑穀:主食に入れることで不足分を補える
といった食品を取り入れるだけでも、野菜を食べられなくても必要な栄養素を補うことができます。
野菜は加熱して取り入れると食べやすい
生野菜は苦手でも、加熱すれば食べやすくなる場合もあります。炒め物やスープ、煮物に野菜を入れて調理すれば、かさが減って味もなじむので食べやすくなります。
また冷凍野菜やカット野菜を利用すると調理の手間が省けて手軽なので、どんどん活用して下さい。洗ったり切る手間が省けるだけで、野菜に対してのハードルがグッと下がります。
食物繊維を無理なく取り入れる工夫を
糖尿病の食事で野菜を食べる目的は「血糖値の急上昇を防ぐ」「栄養バランスを整える」こと。
野菜そのものを無理に食べる必要はなく、食物繊維を補う工夫や調理法を工夫することが大切です。
- 苦手な野菜は加熱して取り入れる
- 野菜以外の食品で食物繊維を補う
といった方法で少しずつでも無理なく栄養素をとることを意識してみましょう!
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